ニンジンの育て方

ニンジンの育て方
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ニンジンは、アフガニスタン原産のセリ科の植物です。実の大きさは100g〜500gになる場合もあります。江戸時代から栽培されていたそうです。
春でも秋でも栽培できる品種がありますので、それぞれを使えば、ほぼ、いつでも栽培することができます。日当たりと肥料分さえあれば、ほとんど問題なく収穫できる野菜です。
〜正式名称について〜
学名:Daucus carota subsp. sativus (Hoffm.)
英語名:carrot
和名:ニンジン
栽培方法(露地標準−従来の栽培時期)
時期 育て方 6月頃
土の準備
植え付け前、2週間くらい前までに苦土石灰を1m²あたり200g施肥します。
肥料の施肥量は、品種や条件によって異なります。以下の基肥の施肥基準の一例と、肥料の袋の説明書きに従って検討してください。
10aあたりの基肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=18:18:15(kg) + 堆肥2トン
10aあたりの追肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=4:0:5(kg)
目安ですが、1m²あたり、牛糞たい肥を2kgか鶏糞たい肥1kgと、化成肥料(10:10:10)を180g程度まいて、よく耕しておきます。(肥料の使用量は袋の説明書きに従ってください。また、栽培していく中で、ご家庭で独自のベストな分量を見つけてみてください。)
深さは20〜30cmくらいの深さまで耕します。肥料と一緒に、バークや腐葉土などの有機質の土壌改良材を混ぜると、土がふかふかした状態をある程度期間、維持することができます。
6月上〜6月下種まき
20-25度が発芽適温で、それくらいの気温の時期に種を蒔けば上手く発芽します。暑すぎても寒すぎても発芽が上手くいきません。もともと発芽率のよくない植物なので、1箇所に5粒づつ点播します。
梅雨時期に蒔くのが一番理想的です。6月中〜10月下株を育てる
品種によって、収穫時期が違います。標準的なタイプのニンジンで播種後80日、早生種はそれより早く、小型種はさらに速いです。また、大型になる金時人参などは100日以上かかります。
7月上〜7月下有望株の選別
1箇所に5粒づつ種をまいていますので、選別しないと、お互いが成長を邪魔します。ひどくなると、根がぶつかり合い、まともに大きくなれません。
大きいものを残して、1箇所に1本づつとします。根がぶつかりあうまでに行えば成長に影響は出ないと思います。
7月上〜9月下追肥
追肥は間引きをして1本立ちにしたころから、行います。ニンジンが本格的に成長するのは、葉が大きく伸びて、茎の本数も10本以上になってからですので、それまではほとんど与えなくても平気です。
ちょうど、根が肥大する時にしっかりと肥料が効いているようにすることが大事です。
肥料が足りないと、根が細いニンジンができてしまいます。スーパーなどで売られている太さにしようとすると、だいぶ肥料を与えないと同じようにはできません。成長、肥大
発芽後はほんとうに見失うくらい、小さい、雑草のような双葉ですが、あるときから存在感を発揮し、大きくなっていきます。ほとんど、葉で覆われてしまい、根元が見えません。
根は地面の中に潜っていく性質があるので、ほとんどニンジンの様子はわかりません。確かめるとすれば、根元の地面を指で掘ってみて探り当てるくらいです。これで太さが分かります。
9月中〜10月収穫
大きくなったものから収穫していきます。家庭菜園では成長にばらつきがあり、長い期間、収穫が続く方がありがたいです。
細いものでも時間がたてば立派なニンジンになりますので、置いておきます。ただ、あまりに長い期間栽培していると、根が割れる、裂根という現象がおきますので、それまでには収穫しきったほうがいいです。3月下〜4月トウ立ち
春播きニンジン、時しらずなどと記載がないものは、春頃に蕾が出てきて、花が咲きます。実は硬くなりますので、それまでに収穫するようにします。9月中〜3月中栽培後半の管理
年内に収穫しつつ、冬場も持たせてとう立ちするまで徐々に収穫しながら使うこともできます。
ただ、あまりに長い期間栽培していると根が割れてくることもあります。
双葉はとても小さいです。
本葉はパセリのようです。
一箇所に何粒も播いているので、1本立ちにしなければなりません。
結構、この作業を怠ってしまうことがあります。
根が肥大してぶつかり合ってからでは手遅れですので、早めに実施しておくほうがいいです。
だいぶ、葉が生育してきました。
株元は密集しています。まだ、選抜が足りませんでした。
しかし、まだまだ根は成長していないようです。
ニンジンのジャングルのようです。全く地面は見えません。
掘り起こしてみるとたくさんのニンジンがありました。
大根とは違い、地面の下に潜り込んで成長していきますので、抜くのも少し力がいります。
病気の症状と生理障害
裂根、叉根、
主な害虫
アゲハチョウの幼虫、蛾の幼虫、コガネムシの幼虫
主な品種
黒田五寸
栽培時のポイント
株同士がぶつからないように、早めに1本立ちにしたほうがいいです。肥料分が切れないように追肥を与えてください。
食べ方
和食の定番野菜です。主流はこのような西洋人参なのですが、和食専用の金時人参もあります。