タマネギの育て方

タマネギの育て方
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タマネギは、中央アジア原産のユリ科の植物です。実の大きさは300g〜500gになる場合もあります。明治時代から栽培されていたそうです。
タマネギは日照時間に影響されて、根が肥大していきます。この特徴が品種改良により変わってきて、本来は、6月下に収穫していたものが4月から収穫できるように成りました。
この性質を品種の説明に強調して書いてあります。晩生、中晩性、早生、極早生、超極早生という順になっています。また、とても長い期間、長期保存が可能です。そういう品種は黄色く晩生のものが多いようです。
赤や白の生食できる品種はあまり保存がききません。
〜正式名称について〜
学名:Allium cepa L.
英語名:Onion
和名:タマネギ
栽培方法(晩生品種)
時期 育て方 9月上〜9月中土の準備
植え付け前、2週間くらい前までに苦土石灰を1m²あたり200g施肥します。
肥料の施肥量は、品種や条件によって異なります。以下の基肥の施肥基準の一例と、肥料の袋の説明書きに従って検討してください。
10aあたりの基肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=::(kg) + 堆肥トン
10aあたりの追肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=::(kg)
目安ですが、1m²あたり、牛糞たい肥を2kgか鶏糞たい肥1kgと、化成肥料(10:10:10)をg程度まいて、よく耕しておきます。(肥料の使用量は袋の説明書きに従ってください。また、栽培していく中で、ご家庭で独自のベストな分量を見つけてみてください。)
深さは20〜30cmくらいの深さまで耕します。肥料と一緒に、バークや腐葉土などの有機質の土壌改良材を混ぜると、土がふかふかした状態をある程度期間、維持することができます。
9月上〜9月中種まき
発芽が簡単で良く、家庭菜園ではオススメの野菜の1つです。9月中〜10月下苗を育てる
20−25cmくらいの長さで、鉛筆程度の太さの苗を作ります。大きすぎても、小さすぎても問題があります。
大きすぎると、分球してしまったり、小さすぎると真冬に枯れることもあります。
11月上〜11月下植え付け
植え付けは株間15cm程度で、かなり密植気味に植えつけます。
マルチを貼って植えつけるほうが成長がよくなります。なくても成長します。タマネギ専用の穴あきマルチがあり、株間を考えずにに植えられるので便利です。
10月下〜3月上追肥
追肥は冬と、3月頃にしっかりと行います。収穫直前の追肥は貯蔵性が落ちますので、避けます。
また、茎を太く、葉を大きくしておくことが大きいタマネギを収穫するコツですが、寒くなる前に大きく育ってしまうとトウ立ちの原因になりますので、春になるまでは追肥は控えめにします。5月上〜6月成長、肥大
品種によりますが、晩生種の場合、暖かくなってもほとんど、肥大しません。日照時間が最大になる夏至近くに成らないと、球が肥大しません。
また、球が肥大すると、茎に空洞部ができて葉が倒れますが、それが収穫の合図になっていますが、茎が倒れてからも肥大し続けますので、そのままおいておくと若干、大きくなります。
6月上〜7月上収穫
肥大開始後の5cm程度の新タマネギと言われるものも、大変おいしいのでいいと思います。
ほんとうの収穫は完全に肥大しきってからにします。茎が倒れてからしばらくして収穫です。収穫後はひきぬいたまま、畑で天気のいい日に乾燥させてから、貯蔵します。
乾燥させて茎が縮こまって、切り口から細菌が入らなくなったら、葉を切ります。
収穫直後に、スーパーで売られているように実のすぐ上から茎を切ったら、切り口から腐ることがあります。とにかく、十分に乾燥させて切り口を塞いでください。4月下〜5月トウ立ち
冬の寒い時期に大きな株になっていると、春になったときにトウ立ちしてしまいます。こうなると、実が硬くなって食べにくくなってしまいます。
花芽を切って継続して育てようとしても、そこから雨水が侵入して、芯の方からくさってしまいます。
トウ立ちしてくるようでしたら、早々に収穫してしまうほうがいいかもしれません。3月中〜6月下栽培後半の管理
トウ立ちと、実の腐りに気をつけて見はっておきます。だめになる前に収穫してしまうほうが得策です。
分球してしまったものも、芯が硬くなったりして問題がでることがあります。
病気の症状と生理障害
べと病
主な害虫
蛾の幼虫
主な品種
泉州中高黄、湘南レッド
栽培時のポイント
肥料分が切れないように追肥を与えてください。年内に1回、年明けに1回程度で、肥大直前に追肥をすると、貯蔵性が悪くなります。
タマネギの種はあまり長持ちしません。常温では1年でだめになってしまいます。
実(球根)は半年くらい持ちます。
育苗箱にスジを作ります。
指をこすりながら種を均等に蒔いていきます。
まき終わったら、埋め戻します。
水を十分に与えて発芽を待ちます。
植え付け後、年を越して、日照時間が長くなり、肥大が始まりました。
さらに勢い良く成長しています。
翌年の春にならないと、ほとんど成長はみられません。
草(タマネギの葉、茎)を作るのが栽培中のほとんどの目的で、最後の1ヶ月程度で実を肥大させている感じです。
赤玉ねぎは色鮮やかで目立ちます。
茎が倒れてきたら収穫の目安です。茎の中に空洞ができて倒れてきます。
茎が倒れてからも実が肥大するものもありますので、そのまま栽培する場合もあります。
収穫は一気に引きぬいていきます。
茎、葉は十分に乾燥してから切ります。切り口が湿っているようだと腐敗の原因になります。
吊るして乾燥させている風景がよくあります。
場所、手間がない場合は、実の近くから切らずに少し離れた部位を切って乾燥させながら保存します。
晩生、赤ぽい、タマネギが日持ちがよく、貯蔵に向きます。
左:通常のタマネギ、右:巨大化したタマネギ(600g)
同じ品種で、同じ苗を使いました。
小さいものは乾燥した温暖な地域で、大きい方は、田の転用地で涼しい地域で育てたものです。
北海道などの涼しい地域でタマネギ栽培が盛んなのが納得できます。
食べ方
炒め物に最適です。