チンゲンサイの育て方
チンゲンサイの育て方
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チンゲンサイ(青梗菜)は、中国原産のアブラナ科の植物です。昭和時代から栽培されていたそうです。
種まきから45日程度で収穫することができます。早生の品種もあり、30日から収穫できるものもあるようです。有名な野菜です。 一年を通して栽培できます。
〜正式名称について〜
学名:Brassica rapa var. chinensis
英語名:Qing geng cai
和名:タイサイ
栽培方法
時期 育て方 土の準備
植え付け前、2週間くらい前までに苦土石灰を1m²あたり200g施肥します。
肥料の施肥量は、品種や条件によって異なります。以下の基肥の施肥基準の一例と、肥料の袋の説明書きに従って検討してください。
10aあたりの基肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=::(kg)
10aあたりの追肥の施肥基準の一例
N:P2O5:K2O=::(kg)
目安ですが、1m²あたり、牛糞たい肥をkgか鶏糞たい肥kgと、化成肥料(10:10:10)をg程度まいて、よく耕しておきます。(肥料の使用量は袋の説明書きに従ってください。また、栽培していく中で、ご家庭で独自のベストな分量を見つけてみてください。)
深さは20〜30cmくらいの深さまで耕します。肥料と一緒に、バークや腐葉土などの有機質の土壌改良材を混ぜると、土がふかふかした状態をある程度期間、維持することができます。
種まき
発芽が簡単で良く、家庭菜園ではオススメの野菜の1つです。筋蒔き、ばら撒きが可能です。選抜、間引き
密集したところを大きいものを残して、成長の良くないものは先に収穫して食べていきます。本当の収穫までにはまだ時間がありますが、こうすることで早くから食べることができます。
また、家庭菜園ではこういう選抜したものも捨てずに有効に食べることができますので、無駄がなく野菜にも悪いことをせずに済みます。
5月上〜7月下成長
暖かい時期で、45日なので一気に成長してしまう感じです。
冬場はじっくりとコマツナよりも葉の枚数が多いので時間がかかります。なるべく、葉1枚1枚を分厚く、大きく育てることが食感の良いチンゲンサイの作り方です。
チンゲンサイの仲間のパクチョイは大きくなり、秋から冬、春と葉を掻き取って収穫することができます。
防虫
冬場はあまり気になりませんが、夏場はものすごい虫の食害に遭います。夏場に栽培する場合は、防虫ネットをかけても虫に食べられるという覚悟で栽培するといいかと思います。追肥
追肥は暑い時期の短期栽培では必要ありませんが、冬を挟んだりすると、肥料の効果が無くなってしまいますので、追肥します。
外側の葉が分厚いほうがおいしそうに見えますので、最初から栄養を求めます。
そういった植物は、 基本的には元肥主体で育てるものです。
収穫
どの大きさで収穫してもいいのですが、春頃に放置しておくととう立ちします。蕾がでてくると硬くて食べられなくなりますので、それまでには株を収穫してください。
葉だけをかきとる収穫も家庭菜園では可能ですが、痛みが早くなるため、ベランダなどで栽培している場合におこなうといいと思います。
栽培後半の管理
秋冬に作ると、葉を掻き取っていくと、長期栽培ができます。しかし、トウ立ちに中ういです。夏場は虫に食べられるか、暑さのため、分厚い芯の部分が溶けることもあります。
病気の症状と生理障害
病気はほとんどかかりませんが、過湿時には白いカビのようなものがうっすらと発生することがあります。
主な害虫
アブラムシ、エカキムシ、アオムシ
主な品種
チンゲンサイ、早生チンゲンサイ
栽培時のポイント
元肥で一気に育てて食べます。ふっくらとした肉厚な株を作るようにします。また、肥料が多くなるため、夏場は害虫に注意です。気温がさがってから栽培するほうが楽です。
「アタリヤ農園」さんの種です。チンゲンサイは固定種が多いので種も手軽に手に入ります。
種はアブラナ科特有の小さな黒い種です。
ホームセンターで苗が売られていましたので、苗を作ってみるのもいいかもしれません。
普通は、直播きです。
食べ方
炒め物にすることができます。 とにかく、炒め物が多いです。また、湯通しして冷しゃぶのようにして食べることもあります。
ハクサイと非常に近いのですが、小さい割に肉厚なのが特徴です。また、緑の濃いことも栄養豊富な健康野菜の証拠です。緑が濃い綺麗な葉と分厚い茎の対比が美しく、食感も2種類楽しめます。そういった特徴を活かせるような料理には、火を通し過ぎないように炒めることが一番なのかもしれません。
よく、ゆでたものがラーメン屋さんの具としてのっていることがあります。あれはスープとよくからんでとてもおいしいです。