ゴーヤの栽培メモ
ゴーヤの栽培メモ
ゴーヤは夏野菜で最も人気の野菜の1つです。
各家庭にゴーヤカーテンがあるのではないでしょうか?
こんなに広まったゴーヤの栽培ですが、なぜこれほどまでに広まったのでしょうか?
不思議な感じさえするのですが、これはなぜだか、とてもすんなりと浸透して行きました。
おそらく、はじめは、温暖化防止に冷房の使用を控えてCO2削減などと言われていたような気がします。そのうちに不況が激しくなり、電気代を各家庭で節約したいという思い が強くなり始め、さらには猛暑日という言葉が出来あがって毎年のように猛暑日を記録更新しましたと言われ続け、家計節約で冷房を減らすというよりも、 あまりの暑さに電気使用料が以前よりも増えてしまったようです。
そのため、なんとか少しでも減らせないかということでゴーヤを使った緑のカーテンが広まっていきました。
官公庁など、公共の施設では非常によく作られています。
こういうところでは、 予算、税金などと節約のイメージを与えるには最適なゴーヤのカーテンが一役をかっていたようです。
そういう事情もあり、人々の目にさらされる機会が急に増えたゴーヤ栽培です。
しかし、それだけでは、これほどまでに浸透しないと思うのです。
なにか、他にある気がします。それは、やはり、納涼、風情を好むところだと思います。
もともと、夏になると、浴衣、金魚、花火、アサガオ、ホオヅキなどのように夏になると気分的に納涼感のあるものに興味が湧く傾向があるようです。
それが長い間続いていて、人々の深層心理にあったために、すんなりとゴーヤのカーテンが受け入れられたのでしょう。
見て楽しむだけでもいいのに、食べられる。また、紅葉のもみじの葉と似ている形も好まれる理由ではないかと思われます。
さらには苦味という、少し大人びた感じの味も、風情とともに浸透しそうな要素です。これが甘かったら流行らないでしょう。
ビールのおつまみになるような感じがいいのだと思います。